自分の中心が降りて行く

確定申告の季節がやってきました。毎年一回、書類を作るという慣れない作業をした後は、どうも調子がおかしくなってしまうのです。

きっと、普段使わない頭の回路を使うせいで、瞑想もあまり心地いいものにはならないようなのです。だから、こうしたことに毎日携わっている方が、もしも瞑想ができないという状態であっても当然だと感じます。

エンジニアとして会社で働いていた時には、頭が論理的なものにフィットしていて、少し難しい文章でもそれほど苦労することなく読むことができたはずなのです。

ところが、会社員を辞めてすでに15年が経ってしまった今、自分の頭が論理に向かなくなってきているのをヒシヒシと感じるのです。

ちょっとした文章でも、読んでも読んでも理解できなくなっていて唖然とさせられるのです。どんどん白痴のようになってきてしまったと感じます。

普通に生きていくには特別不自由はないはず?なのですが、以前と比べた場合にはちょっと自分でも驚いてしまいます。

ルシッドというのは、実は頭脳明晰という意味もあるのですが、名前負けしてしまっているんです。その分、ハートは以前と比べて随分と開いた感じは確かにありますね。

クライアントさんとお話ししていても、ご本人はニコニコしていたとしても、何かが伝わって来て思わず涙が出て来ることもあるくらいなので。何?って顔されてしまうのですが…。

思考からハートへ、そしてもっともっとハートが開けば、瞬時に真のセンターへと落ちて行くはずです。それはちょうどお臍の辺りにあるようですよ。

つまり、頭から胸へ、そして胸から下腹部へと自分の中心が降りて行くということです。どんどんバカになり、どんどん無邪気になり、無垢でしかも意識的な状態へと遷移するのが理想なんですね。

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