自己イメージを落とした後に残るもの

あなたの人生の中で、自己イメージを手放すことほど大切なことは他にありません。

なぜなら、幼い頃にでっち上げられた自己イメージを、まともに信じてしまったために、それがまるで真実であるかのようになってしまったからです。

自分という存在がナニモノなのかを知らずにこの社会で生きていくことはほとんど不可能です。だから、何であれ自分とはこういう存在なのだという自己イメージにしがみついてしまったのです。

それが肯定的なものであれ、否定的なものであれ、自分のアイデンティティの土台となってくれるのなら、なんでもよかったのです。

それを信じ、信念のようにして社会の一員として生きていこうとしたわけです。

その自己イメージがどんなものであれ、100%でっち上げられた途方もないウソであることに心底気づき、間違った自分像から脱却するためには、それを手放した後に残るものこそが自分の本質だと気づくことです。

さて、もしもあなたがその自己イメージをすべて手放したとしたら、一体何が残ると思いますか?それをできるだけ正直に、誰の意見を聞くでもなく、素直に見てみることです。

徹底的に内側に入りこんで、見つけようとすることです。それがあなたの本当の姿に違いないからです。答えはあなた自身で見出すことですね。

それは理解でもなく、学ぶことでもありません。ただ体験を通してのみ知ることになるのです。