何らかの事故や怪我などによって、大きなショックを受けてしまうと、そのあと幼児退行してしまうということがよく起こるのです。特に、若い頃は多いようです。
こうした現象は、西洋医学の世界でも知られているようですが、医療においてはさすがに原因についてはまったく分からずといったところなのでしょうね。
この現象は、明らかな問題行動です。このブログを以前より読んでいる方であれば、察しがつくことと思いますが、親との人間関係に問題を感じていると、何等かの問題行動が発生するのです。
ずっと本音が伝わらない感覚や、受け止めてもらえてない感覚を持ったままに、これといった大きな問題行動も起こさずに成長してしまうと、どこかの時点でどでかい問題行動が起きてしまうのです。
その目的は、親に対する子供のころからの不満感のアピールですから、幼児戻りのようになってしまうのは当然のことなのです。そのときに、親がそれを理解できるようなら、問題行動は役に立つでしょう。
けれども、気づくような親ではないからこその問題行動なのですから、その幼児戻りは親にとってただただ困った事態がやってきたと思うだけなのです。
このような大きな事故や怪我のような経験をお持ちの場合には、それが問題行動だったのではないかとまず疑ってみることです。
そうすることで、隠されていた自分の本当の想いなどを発見することができるかもしれません。それは、とても大切な癒しの気づきをもたらすことになるはずです。