みなさんは、「全自動」という言葉から何を連想するでしょうか?
たとえば、全自動洗濯機と言えば、洗濯に必要な手順を洗濯機が順番にやってくれたりするわけですね。人の手を介さずに乾燥までしてしまう。
全自動は確かに便利ではあるのですが、でも人の手による微妙なタッチの洗い方には、かなわない場合もあるかもしれませんね。
最先端のスーパーコンピューターを使って、何かの小説を書かせることは、きっともう可能な時代になっていると思います。これも、全自動と言えます。
けれども、シェークスピアが書いた小説のようなレベルのものを、全自動で書くことは今のところまだできないはずです。
ところが、本当のことを言えば、シェークスピアが小説を書いたのも実は全自動だったということです。私がない頭をひねって、このブログを書くのも全自動なのです。
なぜなら、シェークスピアという個人、「私」という個人はいないからです。あなたが自分の意志で街を歩くのは、風に吹かれて自動的に木の葉が散るのと、何の違いもないのです。
あらゆる一切合財は、全自動でただ起きているのです!それが真実です!だから、あなたの手柄だと思っていたものもないし、あなたの犯した罪なんてものも、ぜ~んぶありません。
どうですか、がっかりしましたか?それともラッキーと感じて気が楽になったでしょうか?どちらであっても、それも全自動でただ起きていることなのです。