内側を見る練習

あなたがもしも日頃、何らかの問題を感じているなら、その問題はあなたの内側にあるのです。外側には実はどんな問題もありません。

ところが私達の知覚というのは、全て外側に対して使われるように出来ています。目でも耳でも、手も足も外側に向かって機能します。

だから外側の世界にばかり気を取られてしまうのです。したがって、問題のありかである内側を見るためには訓練が必要なのです。

内側に内側にと意識を向けていく事ができるなら、外の世界とは比較できないくらいに深くて広大な世界がそこに広がっている事に気づくはず。

そのことに気づいてしまったら、その時にはきっと当初の問題などは、どこかに消え失せてしまうはずです。

問題があったのではなく、外側に意識を向け続けるその生き方自体が問題だったということだからです。今日からでも訓練はできますよ。

時間をとって瞑想しなくとも、日ごろから外を見ている自分を見る練習をすればいいのです。その方が、現実に即しているし、それがそのまま意識的な人生へと変えて行くことになるのですね。

“内側を見る練習” への3件の返信

  1. 何か強い対象がある時はどうしてもそちらに引っ張られてしまいます。例えば本を読みながらテレビを見ながら人と話しながらこうやって携帯を触っている時等々
    あっという間に引っ張られます。

  2. 外側に引っ張られているということに気づくことができたのですから、それは価値ある第一歩です。平らなところをずっと歩き回ってばかりだったのが、そこに上る階段があることに気づいたのですから。だから階段の一歩めであろうと、それは非常に大切な第一歩です。そして、ずっと内側に意識を向けつづけることは至難の技ですので、忘れてしまっても構いません。またそのことを思い出すことができればいいのですから。そう言う気持ちで続けていくことができたらいいですね。

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