気分を悪くしていたい奴

私は昔から、ちょっと体調が悪いなと感じると、すごく気分が悪くなるのです。子供の頃からそうした気分の悪さを隠すことができなくて、すぐに表へ出てしまうのです。

だから、大人になって失礼のないようにしなければいけないと思った相手の前で、気分の悪さを隠さねばならないのが、本当に嫌いなのです。

そして、この気分(機嫌)の悪さというのは、自分の中では絶対的なものであって、何よりもそれが優先されるようにできているようなのです。

それがやってきたら、もう大抵のことはおざなりになってしまうし、大切な人にも辛く当たってしまうことも多々あります。簡単に言えば、子供のままだということかもしれません。

けれども、そんな絶対的と思っていた気分も、何か物凄く嬉しいことなどが起きれば、たちどころに変化してしまうことも経験上知っているのです。

もしも、宝くじで一億円当たったとなったら、きっとあっという間に上機嫌になるだろうし、身体の具合の悪さなどどうでもいいと感じるはずなのです。

ということは、気分(機嫌)は変えられるということ。それが可能であるのに、なかなかそうしないでいるということは、そうしたくないという奴がいるということですね。

つまり、気分を悪くして、機嫌を悪くしている状態でいたいと思っているマインドの部分があるということです。きっと、彼は何等かの文句を抱えているのでしょう。

かといって、安易にその気持ちを受け止めようとしても、簡単にはその手には乗らないぞ!という意固地なところもあるようで、誠心誠意の対応が必要のようです。

手が焼ける内面なのですが、やはりもう少し手厚く見てあげることも大切なことなのかもしれません。気分が悪くたっていいよ、と言ってあげることにします!

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