今日は、我慢すると必ずそのツケが廻って来るというお話しです。
ひとたび我慢をすると、マインドはほぼ自動的に我慢をさせた側と、我慢をさせられた側とに分裂してしまうのです。
何故なら、我慢をさせた側からすれば、我慢をさせられた側にその苦痛をすべて放り投げてしまって、もろとも抑圧してしまえば、自分は苦しまずに済むからです。
そうやって、その後ももっと自分に我慢をさせることで、うまく自己防衛が出来、それによって自分を安心させたいのです。
これがマインドのからくり。あなたのマインドの中で自動的に行われている抑圧のメカニズムです。だから我慢は抑圧を作り出すのです。
もしもあなたが我慢した結果やってくる苦痛から逃げることなく、全一に感じ尽くすなら抑圧は起きないので、ツケが溜まることもありません。
ただ、全一に感じられる人は、元々理不尽な我慢を自分に強いることもないはずですね。全一に生きるとは、自分に正直に生きることだからです。
我慢させられた側は、抑圧されている間に怒りのエネルギーを着々と溜めてゆき、いずれは何らかの形で反逆に打って出ることになるわけで、これがツケなのです。
もしも人類から抑圧というメカニズムが消え去ったなら、惨たらしい戦争の歴史に終止符を打つことになるでしょうね。