意識的でいる訓練

セラピストの私が言うことではないと思われてしまうかもしれませんが、癒しなどさっさと終わらせて、後はできるだけ意識的でいる訓練をすることです。

意識的でいることの大切さを深く理解して、それを実践しようという気持ちになるために、人によってはある程度の癒しの作業が必要となると思えばいいのです。

今この瞬間から、意識的でいるということをライフワークにしようと本気で思えるのなら、高額のお金を払って、時間と労力を費やしてまで、セラピストのところに行って癒しを進める必要はありません。

意識的でいるということは、別の言葉で言えばいつでも瞑想状態でいるようなものです。一日何十分でもいいので、時間を決めて瞑想の実践をするということも有効です。

そして同時に、ごく普通の日常の生活の中で、思考に飲み込まれずにそれを意識していることの方が、より効果的であると感じています。

癒しというのは、あくまでもエゴによるエゴのための癒しであるため、やり過ぎるとエゴを強化してしまうという悪影響があり得るのです。

その一方で、意識だけが副作用がまったくないままに、潜在意識を燃やしていくことができるのです。そこにエゴが介在する余地はありません。

何となく感じるのですが、意識的でいる訓練を徹底的に継続していくことで、その副次効果として、自動的に必要な癒しも起こってくるはずなのです。

数年先には、そのようなセッションができればいいなと思うのです。