このブログでは、いつもできるだけ真実の方を向いて書いているつもりなのですが、ふと思うと真実そのものからはほど遠いとも感じるのです。
それは仕方のないことなのですが、どう頑張ったところで言葉という思考によって、真実を表現することなど土台無理なことですから。
ブログを書いた後、思考が止まるまでじっとしていると、文字にした内容がまったくもって見当外れだと分かるのです。
たとえば夜空に浮かんでいる月を見て欲しくて、その月を指差したとします。すると指差された方は、まず初めにその指を見るわけです。
ブログを読んでいただいているのは、ちょうどこの状態と同じなのです。ブログの内容は、月を指し示す指なのです。
指を見ている状態なのですね。本物の月とそれを指し示す指が、どれほどかけ離れたものかは誰でも分かることですね。
だからブログを読んだら、このブログからすぐに離れて欲しいのです。それは月に目を向けるためには絶対に必要なことだからです。
真実という月は、ブログの中にあるのではなくそれを見ようとする一人ひとりの意識の中にこそあるということです。