どう生きるかよりもどう死ぬか

昨日、クライアントさんの一人が亡くなったことを知りました。ご主人がわざわざセッション枠を予約されて、知らせるために来てくださったのです。

そのクライアントさんは、常に熱心に自分と向き合い、定期的にセッションに通ってくださった方で、癒しに真摯に取り組まれていた方です。

セッションでは、真実への道をご一緒に掘り下げていくことができた方で、私としてももうお会いできないのかと思うととても残念です。

クライアントさんというのは、私にとってはお一人の例外もなく、必ず何かを気づかせて下さる存在なのです。

その気づきを集めて昨年、本を出版させてもらったのですが、そのクライアントさんも読んでいただいていたことを知りました。

ご主人によると、亡くなる少し前に「私全部分かっちゃった…」とおっしゃっていたらしく、きっと彼女らしい気づきを得たのだろうと感じるのです。

亡くなられたときには、笑顔だったということで、私もそのことを確信しました。大切なことはどう生きたかではなく、どう死んだかなのです。

人生の集大成がそこで試されるからです。体力的に残り少ない時間の中で、きっと気づきを加速することができたのではないかと…。

彼女のご冥福をお祈りします。