一般的に言って、言動に一貫性のない人というのは嫌われる傾向がありますね。急に意見が変わるような人に対しては懐疑心が出るはずです。
あの時にはああ言ったのに、今度はそのことを忘れたかのように、全く異なることを主張するなんて…、というわけです。
主義主張、信念がしっかりしている方が当然信頼できるような気がするのです。私自身もずっとそのように自分のことも他人のことも見てきました。
ところが自分が気軽に生きれるようになるに連れて、ごく自然に信念というものが希薄になっていくような感じになったのです。
人として、一つ筋を通すだとか、約束は絶対に守るとか、一見素晴らしいことのように感じるのですが、そこにそれほど価値を感じなくなったのです。
瞬間瞬間やって来ることに対して、その時々に素直に応答するというシンプルな生き方というのか。
これまでの自分を継続するということを考えなくなるのです。昨日までの自分は自分でOKであり、今日の自分はまた違う自分でもいいということです。
時間的な繋がりを考えるのは、過去の影響を受ける物語の中でのみ価値を持つということです。
マインドよりもハートを優先する生き方になればなるほど、物語よりも瞬間が大切になるということなんでしょうね。