自由と不自由とを選ぶとしたらどちらを選びたいでしょうか?それは勿論誰であれ自由でいたいと望んでいるのです。
それならなぜ不自由な人がいるのでしょうか?自分は不自由な人生を生きているという自覚があるなら、なぜ自由な人生へと変えることができないでいるのか?
それを知るためには、不自由はどこからやってくるのかを理解する必要があるのです。ただし、ここで言う不自由とは物理的なものではなく、精神的なもののことです。
実は、不自由さは防衛からやってくるのです。自己防衛にくっついてくると言った方が正確かもしれません。
不安を安心に変えようとして自己防衛すれば、必ずや自分を抑圧したり、自分に制限を加えたりして、あるがままではいられなくなるのです。
見捨てられたくなくて、相手の期待に応えようと頑張ったり、否定されることを恐れて素直な自分を隠そうとしたり。それが不自由さの原因なのです。
そして悪いことに、そうやって不自由に生きている人は、自由に生きている人に対して嫉妬したり、反感を覚えたりするのです。
幼い子供というのは自我が未発達なために無邪気に生きています。それは不自由に生きている親からすると、攻撃の対象となってしまうのです。
そのために、子供は無自覚に自己防衛することになって、結局は親と同じような不自由な生き方を選ぶ羽目になってしまうのです。
そうやって不自由な生き方というのは連鎖してしまうのです。こうしたことを深く理解して、連鎖を断ち切ることができれば自分の人生が素晴らしく変化するだけでなく、未来の世代へ大きな貢献をすることになるでしょうね。