椅子やソファに腰掛けて、目を閉じて心静かにしていると、自動的に意識的な状態になっていることに気づきます。
自分の心身をそのような状態に保とうとするその注意力が、思考の中から救い出して意識の方へとシフトさせてくれるのです。
つまり、意識的であるということと瞑想的であることとは、ほとんど違いがないということになりますね。
そういう時間を作れる場合はいいのですが、毎日が忙しくてそれどころではないという人もいるかも知れません。
仕事やその他何かに従事しているときに、意識的であることはとても難しいことです。なぜなら、意識が対象へと向かっているからです。
それでも、一日10分程度でも瞑想をする時間を作り出して、心と身体をその状態に慣らしていくことができれば、歩きながら、運転しながら、人と会話しながらでも、意識的であることができるようになります。
要するに、慣れの問題なのです。何かのスポーツなどと同じで、練習によって身につけていく以外には方法はないのです。
その上で、最近私がやり始めた意識的であることの補助的なメソッドがあるのですが、それは手の親指と薬指を繋ぐ方法です。
両手でやれない時は、左右のどちらかの手だけでも構いません。親指と薬指をくっつけておくのは、思いのほか大変です。
だからこそ、その注意力が意識的である状態を維持させてくれるのに役立つのです。是非試してみてくださいね。