感謝はするものではなく、やってくるもの

敏感さと素直さの両方をあわせ持ったような子供は、多くの場合人生の初期の頃は苦しむことになる可能性が高いのです。

それに加えて大人のような聡明さを兼ね備えていたりすると、大抵の場合は大変なことになってしまいます。

親の言葉を額面通りに受け取ってしまい、それを死守しようとするあまりに自分をがんじがらめにしてしまうからです。

親のちょっとした言葉を真に受けてしまい、その通りにできない自分を責めてしまったりもするのです。

例えば、「◯◯さんには感謝しないとね」と言った何気ない言葉をそのままに理解して、なんとしても感謝しなければならないと思い込むのです。

けれども、その子の心の中にこれといった感謝の気持ちが芽生えていないとしたら、その子は自分の心がダメだからと自己嫌悪になるわけです。

親としては、相当に言葉を選ぶ必要があることに気づく必要があります。逆にもっと明確に感謝については伝えておくべきです。

感謝はするものではなく、やってくるものだと。だから、そのままの自分でいればいいだけで、何か努力をするようなものではないと。

親自身が自分に負荷をかけるような生き方をやめることができれば、こうした問題は自然と解決してしまうはずですね。

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