子供の頃からとまでは言わないまでも、もうかなり前から感じていたことがあるのです。それは、この宇宙には自分しかいないんじゃないか?ということ。
この言葉だけ聞くと、ものすごくワガママというか、独りよがりというのか、傲慢な感じがしてしまいますね。
自分自身も、自分てそうなのかも知れないと思ったりもしたのですが、その後少し心の整理ができた時に分かったのです。
この世界に自分しかいないというあの感覚って、個人としての自分に対しての感覚ではなかったのだと。
この人間としての自分に対して、それ以外の誰もこの宇宙にはいないというのではないということです。
自分しかいないという場合の自分とは、全く人間としてではなくて、表現できないような全宇宙を占めるような、そんな感覚なんですね。
今他の言葉を用いるとしたら、いつもの全体性というアレです。全体性は全体なので、それ以外はないというのは当たり前です。
自分=全体性になった時にだけ、この世界には自分しかいないという感覚がやってくるということであって、これはごくごく当然のことだったのです。
というわけで、私は傲慢な奴ではなかったということです。実際、自分のことを傲慢だと思ったことは一度もないのですけどね。
それって、もしかしたら傲慢なのかも知れない?