物語(空想)が大好き

昨夜は、数時間もの間欧米の映画をテレビで観て楽しみました。ハラハラドキドキする内容だったので、あっという間のことでした。

現実では到底経験できないような出来事が、あたかも自分の目の前で繰り広げられているように思えるので、夢中になってしまうのですね。

誰もが、映画やテレビの中の物語に夢中になってしまうのは、私たち人間の持っている特徴と言ってもいいと思います。

つまり、物語がとても好きなのです。現実がつまらないということではないにしても、現実にはとても起きそうにないような魅力的なことを、空想の世界で擬似体験できるのです。

これが現実と物語(作られたもの)の違いですね。けれども、実は現実だと思っていることの中にも、多くの物語が入り込んでいるのです。

というよりも、現実(ただあること)よりも、物語(作られたもの)の方が圧倒的に多いことに気づいていないのです。

あなたの世界は、今あなたが体験できる領域だけなのです。それ以外の領域は、空想によってそれがあると信じているに過ぎません。

信じることを全てやめて、あらゆる空想をそれと見抜くことができれば、現実は非常にシンプルなものになってしまいます。

それがどれだけつまらないと感じたとしても、それはそのようにあるだけなのですね。

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