ダグラス・ハーディングの実験と初めて出会ったのは、もうかれこれ15年くらい前のことになると思います。
このブログや動画でも何回か触れたのですが、彼の実験をしてどのような体感を得られたのかについて、少し詳細を述べてみたいと思います。
いつも見ている向きと180度反対の、自分の顔の方を真面目に見ようとした時、びっくりするようなことが起きました。
それは、自分という存在が剥き出しになってしまったような感じでした。それまでは、身体の中に隠れていたものが、身体の外へ出てしまったような感じです。
そのために、身体に支えられていた自分が身体の内側から外側へと転がり落ちるのではないかと感じたのでしょうね。
そして、自分の顔も頭もそこにはありませんでした。今この瞬間も、それを体感することはできますが、あの時のような衝撃は減ってしまいました。
そして透明で形もない自分とこれまで見てきた外界との区別ができなくなった感じもやってきましたね。
あの時、やっぱり距離とか空間というものに対する感覚も何か通常とは違ったものになっていたと思います。
そして、自分がここから世界を見ているという感覚から、代わりに「自分=世界」というような感覚になったかもしれません。
ただこの体感の変化も、単なる体験だとしてしまうなら、非二元的には他のあらゆる体験と何の違いもないということになるのですね。
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こちらの動画もぜひご視聴ください。