非二元の探究をするようになって、以前にも増してより日々の生活というものが単なる物語だったことが明確になりました。
この物語という意味を正確に理解するためには、私たちの体験を思考による擬似体験と思考の前にある直接の体験とに分類する必要があります。
後者の体験だけを抜き出して見ることができると、そこにはどんな物語性も個人性も含まれていないことに気づけます。
そこがはっきりすると、物語を作り出している擬似体験と直接体験との比率がとんでもないことにも気づくことができます。
つまり、擬似体験の方が圧倒的に多いことにびっくりさせられるのです。そのために、普通の生活においては直接体験の存在に気づかないでいるのです。
しかも、物語は多くの人たちの間で共有されるということが、その物語の中で起きているので、物語がリアルな現実だと感じてしまうのです。
初めは単純なラベル付のような思考から始まったものが、思考が思考を生み出して複雑な物語のようなものへと進化したのでしょうね。
その中で私たちはその物語を真実だと思い込まされて、生きているということです。そのことに気づくと、少しは肩の力が抜けて楽になるはずですね。
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