少し前のブログで、この世界には情報だけがある。この世界は情報でできている、ということをお伝えしました。
周知の事実として、私たちはこの世界の情報を五感を使って取得しているわけです。だから情報をくれる世界の本当の姿を知ることはできません。
情報は情報であって、そのもの自体ではないからですね。であるなら、この世界がどうなっているかよりも、情報だけがあるというところに焦点を絞る方がシンプルです。
そして情報というのは、分離したものが互いを知るために必要となるデータと定義することができます。
もしも分離がなければ、情報には意味がなくなってしまうのです。つまり分離のない世界では情報は存在できないのです。
分離のない非二元において情報の代わりにそこにあるのは、経験、体験だけがあるということになるのです。
体験は単なる現れであり、それは気づきそのものであるとも言えます。気づきと表れの間に微かな二元性があるように思えますが、これもいずれは消えていくことになるのでしょうね。

