心地良さと不快感を比べたら、誰だって心地良さの方を選ぶはずですね。これは、動物としての本能のようなものです。
つまり、心地良さを求めて不快を排除しようとするのです。人間であれ、ワンちゃんであれそこに違いはありません。
そして実は、この求めることと排除することこそが、苦しみを生む張本人なのですね。このことは、よくよく見つめる必要があります。
さらに、人間だけが本能に加えて心理的な要素がとても大きいため、苦しみも大きくなってしまうのです。
この求めることと排除しようとすることをまとめて、現状への不満感、あるいは抵抗と呼ぶこともできます。
結局、この抵抗さえ小さくすることができるなら、私たちが抱えている苦しみを小さくすることができるのです。
そしてこの抵抗を作りだしているのが、個人性なのですね。つまり、私という個人がいるという感覚が、本当の意味での苦悩の大元なのです。
非二元に深く気づくことは、この個人性の幻想に気づくことでもあるのです。つまり非二元の気づきは、我々の苦悩を小さくする助けをしてくれるということですね。

