いくつかの条件が揃うと、誰でも知っている虹が空に現れますね。けれども、虹というなんらかの実体が存在するわけではありません。
雨が降って止んだ後に、空気中に水の微粒子が残っていて、それに太陽の光が当たることで起きるのです。
このような場合、私たちは「現象」という言葉を使います。虹という現象が空に現れているという具合です。
非二元の話をするときにも、この現象という言葉を良く使います。なぜなら、私たちが見たり聞いたり感じたりすることも現象だからです。
一般的には、そこに何かが存在するから見えるし、聞こえるし、触れられるし、感じることができると考えられています。
ところが、正直に検証することを通してそれが間違いだったと分かるのです。あらゆる感覚が現象として現れているに過ぎないのですね。
見たり聞いたり触れたりする対象は存在しないのです。虹が見えても虹という対象がないのと全く同じなのです。
全ては意識の中に現れる現象に過ぎないということですね。その現象の中には、この宇宙も地球も、この私も含まれているということです。

