未練があれば手放せない

癒しの作業をしているときに、「〜を手放しましょう」というのがありますね。いつまでも執着していると、それが進む道を邪魔するからです。

そんなことは分かってはいるのですが、それがどうしてなかなか手放すというのは難しいわけですね。

以前からずっと思っていたのですが、手放そうとして手放せるものなどないんじゃないかと。じゃあどうしたらいいのか?

元々手放そうとしても手放せないということは、それにまだ価値があると感じているからなのです。

他の言葉を使えば、それに未練を感じているのです。つまりは、手放したくないし、手放すつもりもない。

だから、どれほど理性で手放した方がいいと分かっていても、手放すことはできないのです。結局のところ、自分にとって価値があるかどうかにかかっているのです。

これはゴミだなと分かっていれば、それは勝手にゴミ箱に捨てられるのですから。未練があるということは、ゴミだとは思っていないのです。

ブッダがやったあらゆるものを捨てていく作業、これは自分にとって価値がないと気づいていく作業でもあったわけです。

非二元の探究を通して、この世界は幻想であり夢のようなものと理解できたのに、個人という幻想を手放せずにいる最大の理由は、個人としての自分に未練が残っているからでしょう。

苦しみがあっても、何があろうとも自分の気持ちや気分が大切だと感じてしまうのですから、大きな未練を抱えているということになりますね。

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