一番近くにあるもの

駐車場に停めてあるクルマのところに戻る時、それが何時になろうが文句一つ言わずにじっと待っていてくれてるその姿に1秒くらいありがとうと感じるのです。

そして好きなように操らせてくれて、どこへでも私を連れて行ってくれるのですから、本当にいい奴なのです。

同じように、何時に帰宅したとしてもいつも変わらずに優しい雰囲気で私を迎え入れてくれる生まれたての家もいい奴。

新鮮な空気と快適な温度でもてなしてくれて、静かで穏やかな気持ちにさせてくれるその胎内で夜を満喫するのです。

人間はもとより、そういったモノであっても愛情を感じることができますね。その嬉しさの中で思考が止まります。

思考が停止すると、普段あまり気づくことができずにいたものが、より明確にその存在を表してくれるのです。

身体よりも近く、マインドよりももっと近くにあって、それがなかったことなどただの一度もなかったもの。

自分の一番近くにあって、どうやっても形容することのできないそれこそが、高次元まで繋がっている自己の本質なのでしょうね。

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