マインドからハート中心へ

私が日々行なっているセラピーの根っこにある原理原則は、結果にはそれに見合った合理的な原因が必ずあるということです。

様々な困った症状が出て本人を悩ませてしまうので、それを何とかしようとしてクライアントさんはセッションに来られるわけです。

そしてその症状というのは、あくまでも結果であってそれをどれほど眺めていても、解決することはできないのだと。

その代わりに、その原因となるものを探し出してそこを癒すことによって、結果は自然と緩和して行くことになるのです。

とここまではいいのですが、ただし常に結果には合理的に(言葉で)説明できる原因があるという考え方は、あくまでも左脳によるものなのです。

つまり左脳偏重の世界では正しいのですが、左脳の理屈が及ばない右脳の世界では通用しないことであることを忘れてはいけないのですね。

左脳には理解できない世界というのがあって、それを左脳は否定したいのです。なぜなら、自分が理解できないことが苦しいから。

人間のあらゆる言動を、左脳の理解できるルールの中に無理やり押し込んで納得できたつもりになっても、そこには受容するという真の理解がないのです。

この宇宙はあるがままにあるのであって、起きることがただ起きるのです。それは私たち人間に対しても言えることですね。

私自身も含めて、多くの人がマインド(左脳)からハート(右脳)中心へとシフトすることで、より優しい世界になるような気がしますね。

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