誰もいないモーニングルーティン

できる限り正直に、100%ジュースのように、何も足すこともなく何も引くこともなく、ただあるがままを感じてみようとするのです。

そうすると、すぐに「実体」というのが単なる概念でしかなかったということに気づきます。なぜなら、実体に対しては何もできないからです。

そして、実体なんてないというその感覚で朝目覚めたとすると、どうなるのかを再現してみます。

ふと目が覚めた感じがして、ベッドの中にいるという感じがして、時計を見てああ、もう起きる時間かって思ってる感じがあり。

起き上がった感じがあり、部屋を横ぎって洗面所に行く感じがあり、歯ブラシをしている感じがあって、ヨーグルトらしきものに蜂蜜らしきものとシナモンらしきものを混ぜてる感じ。

食べてる感じがあって、服を脱いで朝風呂に入る感じがあって…。こんな感じがずっと続いていくわけですね。

要するに何が言いたいかというと、朝目覚めた誰かという実体はないし、歯ブラシをしたり朝食を食べる誰かもいないということ。

部屋とかベッドという実体もないし、本当は何も起きてもいないのですね。それが分かると、一種独特の感じがやってきませんか?それもただそれがあるだけなんですけどね。

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