不食の奇跡

先日講座にいらっしゃっている方々から、飲まず食わずで長い間生きている人がいるというお話しをお聞きしました。

私は個人的にとても大きな興味を感じさせられました。それでネットで少し調べてみたのですが、確かにその人の記事が詳細に書かれたものがありました。

インドに住むその男性は、何と65年間に渡って一切の水も食べ物も口にせず、さらに全く排泄もせずに暮らしているということです。

インドの医師たちで結成された研究団が、その人を10日間に渡って詳細に検査した結果、全くの健康体であるし、実際にその間の監視により全く飲食と排泄をしないことが認められたそうです。

今後、その医師たちは、NASAに更なる調査を依頼することを希望しているとのことです。また、実際にNASAで研究対象になっている不食の男性もいるようです。

その男性は、毎朝1時間太陽を凝視するだけで、何も食べずに長い間暮らしている人で、水分だけは摂取しているようです。

こうした人物というのは、調べてみると世界各国に相当数いるらしいとの情報もあるようです。こうしたことをどう考えるのか、そこが大切なところだと思います。

現代医学で解明されていない全く未知の人体の神秘と捉えるのが一般的かもしれませんね。インドのその男性は検査の結果、膀胱に尿が溜まることは分かったのですが、膀胱壁で尿が吸収されることも判明したそうです。

しかし、そうしたことをいくら事細かに解明していったところで、きりがないような気がします。それは、私にとっては心の問題を脳内物質を解析することで説明しようとすることに似ているように思います。

なぜいつも身体ありきなのでしょうか?身体の現象として起こることは、心という内的な原因の結果でしかないというように思うのです。

心という目には見えないものを実在するものとすることに抵抗があるのかもしれませんし、この抵抗感は相当強力なものなのだと思います。

しかし、これから少しずつそうした物質中心の考え方に変化が出てくるように思います。そうした人類の内的変化の一つのきっかけとして、不食の人がみんなに知られるという事態になったのではないかと思います。