娯楽の必要性

私達は日頃、息抜きとか気晴らし、あるいは娯楽といったような力を抜いて気分をリフレッシュできるようなものを必要としています。

場合によっては趣味に興じるということもあるかもしれません。気の合う人たちとカラオケに行って楽しんだり、お酒やおいしい食事の時間もいい気持ちにさせてくれますね。

旅行が何よりも楽しみという人も沢山いるはずです。そうした時間というものが、毎日の生活の中に適度に散りばめられているとバランスがとれた生活のように感じます。

しかし、そういうものがある程度必要だと言う理由とは一体なんでしょうか?実はその理由はとてもシンプルなものです。

つまり、そうした娯楽の時間、余暇の時間がないと苦しくなってくるからです。それ以外の時間ばかりであると、人生がつまらない、味気ないものに思えるからです。

しかしどんな人であっても、そうした娯楽や余暇の時間が自分の人生のメインテーマであっていいとは思っていないはずです。

でも残念ながらそのメインテーマであるべきことが、自分を疲れさせてしまったり、喜びを感じることができなかったりすると、必要以上に娯楽や趣味などの比重が増えてくるわけです。

逆に言えば、人生のメインテーマであることに喜びや楽しみを見出すことができれば、あとはちょっとした息抜き程度のものがあればそれで事足りるはずなのです。

お休みの日が待ち遠しくて仕方ないとか、自分は趣味に生きるんだと決めてしまっている場合、あるいは年に一度の海外旅行が何よりのエンターテイメントだと言う場合には、大切なメインテーマがないがしろにされている可能性があります。

余暇を最大限楽しむために、日頃苦しさに歯を食いしばって生活するなどということは、まったくもって本末転倒と言えると思います。

娯楽や趣味が悪いのではありません。それがなくては人生がむなしいと感じることに問題があるということです。

その場合には、もう一度じっくり自分の人生のメインテーマであるものを見直してみる必要があるのではないでしょうか。なぜなら、人生の幸せは、娯楽よりもメインテーマの方に深く関連していると思うからです。