先日吉祥寺のヨドバシカメラに買い物に行ったときに、店頭で3Dテレビのデモンストレーションをやっているのを見かけました。
気になったので、さっそく専用のメガネを借りて画面を見てみたら、なんと思っていたよりもリアルな3次元空間を見ているような感じになり、驚きました。
テレビの画面よりも手前に突き出て見えるものもあれば、遠くのものもあって、確かにこれはとても魅力的だと感じました。
私のように普段メガネをかけている人でもその上から専用のメガネを掛けられるので、とても便利でした。本当にすごい時代になったものだと思います。
その昔、私が小学生くらいのときにテレビはカラー放送が始まり、ゆっくりと各家庭にカラーテレビが普及し出したのを覚えています。
それまでは、テレビというのは白黒であることが当たり前で、何の疑問も持っていませんでした。それが突然カラーで見えるようになったときのあの魅惑された思いは今でもリアルに思い出すことができます。
こうして進化を遂げていくわけですが、少し冷静になって考えてみると、驚くのは最初だけでその生活に慣れてしまうと当然当たり前になっていくのです。
カラーテレビで喜んでいたのは多分数ヶ月だけだったと思いますので、この3Dテレビもびっくりしていられるのは、きっと半年か一年くらいのものなのかもしれませんね。
そして結局、どんなに進化してもエンターテインメントはエンターテインメントの域を超えることはないということです。
エンターテインメントが決して悪いのではないのですが、テレビのような受動的な楽しみ方が主なものは、求める心が活性化するはずです。
目先の変化が自分の幸せに影響を及ぼすことはないということを覚えておくことが重要なことではないかと思います。