電話嫌い

学校を卒業して、社会人になってすぐのころ、違う職場の人や、社外の人に電話をして必要な情報を教えてもらいたいと思っても、すぐに電話をできずにいたことがありました。

そのときに、先輩からそんなことではどうしようもないよ、と諭されて、なるほどこんなことで仕事に支障が出るようではまずいなと思って行動修正したことがありました。

それからは、誰が相手であっても、あまり躊躇することなく、すぐに電話をかけられるようになったのを覚えています。

20代の終わりに転職して、ある大きな外資系の会社に入ったのですが、その職場でもペイペイの自分がトップの地位に就いている偉い人に直接電話をしていたことがありました。

自分では当然かなとも思っていたのですが、あるときに自分よりも随分年上の人に「勇気あるなあ」と言われたことがありました。

「普通はセクレタリーの人を経由して連絡を取るよ」と言われて、ギョっとなったことがありましたが、そのトップの人は私の電話を気にするようなことはなかったと思います。

そのようにして、会社員時代はわりと平気で誰にでも電話をすることができていたのですが、サラリーマンを辞めて素に戻ってからは、また元のシャイな自分に戻ってしまいました。

元々電話をかけるというのがとても苦手なのです。なんとなく、相手の人に迷惑をかけてしまったらいやだなというのがあるというのが、表面的な理由です。

でもこれは、それほど分析するまでもなく、対人関係における恐れから来ているものだということがすぐに分かります。

面倒な人、やっかいな人、迷惑な人と思われるのが怖いということなんでしょうね。それは、自分が電話をかけられるのが嫌いということからも来ているのですが。

このブログを書きながら、ふたたび楽しみながら行動修正してみようかなと思いつきました。いろいろなところにそれこそKY的に電話をしてみようと思い立ちました。

何だか気が進まないと思っていることでも、吹っ切ってやってしまうと以外に平気なものです。これは私の経験から言えることなのですが、みなさんも似たような苦手意識があるものがあったら、一度試してみてはどうでしょうか。