気づいたこと

随分と前から分かってはいたことなのですが、それが最近になってより明確化されたことがあるのですが、それはなかなかのショックなことなのです。

それは、自分が気にしている範囲というものが、ものすごく狭いということに気づいてしまいました。簡単に言えば、自分自身のことだけを気にかけているということです。

これは、あまりにも愛がないと言わざる得ないということですね。この世界には、あたかも自分しかいないかのように生きてきたということ。

勿論、家族は他人よりも大切だと思うごく普通の気持ちを持っていないわけではないのですが、日ごろ気にするということがとても少ないのです。

誰もが自分で何とかするのだろうという安易な思い込みによって生活しているために、いつも一緒であるこの自分のことばかりを気にかけているということです。

何か事が起きた時には、放っておけなくもなるのでしょうけれど、それ以外の時はやはり自分のことがもっとも優先されてしまうのです。

自分の好み、自分の都合、自分の快適さ、自分の考え方、こういうことで自分の気持ちが埋め尽くされています。

何でこんなに個人主義の生き方になってしまったのだろうかと考えても、はっきりとした理由を見付けることは難しいです。

一方、私からみて愛の深さを感じる人というのは、やっぱり私心を脱して、自分よりも家族や友人、あるいは国など、とても広い範囲に渡って気にかけているのが分かります。

そういう人は、どこかエネルギッシュで活動的であり、生き生きとしている印象を受けますね。私とは真反対な気がします。

私の場合は、自分の心の奥にいつも鬱々としたものを感じているのですが、それはきっと私心満載で生きているからなんだろうということに気づいてしまいました。

人としての自分を公平に見てみると、こんな感じになってしまいますね、残念ですが。そろそろ自分の人生の先の長さが見えてきた今、どうにかしたいという気持ちが目覚めかけているようです。

私心を脱して、何かのために人生を捧げるような生き方を是非していきたいものです。