意識としての自分を忘れる

本当の自分の方になるべく意識を向けるようにしていると、なぜかあまりいろいろなことが気にならなくなっていることに気づかされます。

例えば、ごく普通に部屋の中で過ごしていて何だか暑いなあと感じて、すぐにクーラーの電源を入れるのですが、そうしたことが急激に減ってくるのです。

どこかで蒸し暑さを感じていることは分かるのですが、そのことに意識が向いてないおかげで自分にとって大きなことにはならなくなるのですね。

だから、身体にじわっと汗が出だすまで放っておくことができます。それが案外気持ちいいことでもあると発見しました。それは、細かなことに拘らない自分になれた気がするからです。

普段の自分は神経が過敏なところがあって、そういう自分はあまり好ましくないと感じているし、生活していて面倒くさい面も多々あるのです。

とにかく細かいことに拘らないのは、とてもいいことですね。そういうこともあって、なるべくは純粋な意識としての自分のままでいようと務めるのですが、それが意外にも難しいのです。

昨日久しぶりに家族と回転寿司店に食事に行ったのですが、その時などはもうほとんど本当の自分のことなど忘れてしまっていました。

途中何度となく思い出すのですが、それでもすぐに目の前に繰り広げられていることに自分が乗っ取られてしまうのです。

その理由は何なのかは、まだあまりよく分かってはいません。とりあえず今のところは、できるだけ独りで過ごしている時だけは、なるべく本当の自分に戻れるようにとやっています。

スーパーに買い物に行ったときにも、人物としての自分がでしゃばって活躍を始めてしまいます。そうなると、なかなか元に戻すことができなくなってしまいます。

こんなことを意識しながら、毎日を送っていると、どれだけ自分は人生に翻弄されまくっているのか、本当に良く分かります。

それが分かっただけでも、大切な気づきを得ることができたなと自分を励ましています。

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