夢の話

夕べは久々に相当いやな夢を見ました。いやな夢というのは、大抵がサラリーマンをしているときの仕事関係のものなのですが、昨日のはその集大成のようなものでした。

自分がひどく無能で、本当のところ何も分からずに、分かったふりをして体裁だけで仕事をしているのですが、もうそれも限界でバレる寸前という感じで。

自分よりも若い人たちが真剣に仕事をしているのに、自分はやることがなくて、困っているという夢で、もう駄目だと言うときがやってきました。

ここまでは最悪の夢なのですが、その後がびっくりの展開でした。限界を感じたときに、それまでとは違って、何かそれでも自分は救われるという感覚がふいにやってきたのです。

そうしたら、夢の中で実は今セラピストとして仕事をしてたんだということに気づいたのです。いつもなら、ここで目が覚めそうなものなのですが、やっぱり夢の中でした。

でも、心の底から安心している自分がいたのです。最悪の夢から目覚めることができて、本当によかったと夢の中で思っているのです。

そのうちに、次第にゆっくりと実際に目が覚めて、あの救われる感覚を繰り返し思い返していました。あれと同じものが、この人生においてもやってきてくれたらいいのにと、思わずにはいられません。

自分は今決して不幸ではないのですが、生きている間にこの人生から目覚めることができたらと思っています。

そしてそれはありえないことではない気がします。外側からみたら、ごく普通に暮らし続けているように見えるはずですが、内面は全く違ってしまうと感じます。

生きている間に人物として死ぬことができたら、本当の本当の純粋な意識としての自分として「在る」ところに戻れるはずだと思っています。

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