自分はまだ、この人生で本当にやるべきことをやってない、そう感じていることはないでしょうか?もしも心当たりがあるとしたら、それはエゴの計略に嵌っているのです。
エゴは、自分には今はまだできてないことが、いずれはできると思いながら生きているのです。そのようにして、未来の自分に期待を持ちつつ生活しているのです。
自分にはまだまだ可能性があって、将来はそういったものが開花して、より充実した人生になるはずだと思いたいのです。
そうやって、今の自分への不満をごまかそうとしているのです。けれども、残念ながらというか本当に気づかなければならないことは、今の自分をそのままに受け容れてないなら、それは未来永劫そのままだということ。
このくらいのレベルの自分になれた暁には、自分を認めることができるというのでしたら、そのレベルをクリアできたとしても、そこでまた不満が再びやってくるはずです。
そうして、いつになっても現在の自分ではまだダメだとして、未来に向けて希望を持ち続けて生きることになるのです。未来への希望はとても肯定的で素晴らしいことだと感じるなら、それはエゴが作った社会の洗脳です。
未来への期待や希望がなくなってしまったら、エゴはそのエネルギー源を断たれてしまうので、未来への期待を持ち続けることは、生命線なのです。
今の自分を100%受け容れるなら、今この瞬間に満たされることになるでしょう。そのとき、今までの自分も未来の自分も消えてしまうでしょうね。