子供の問題行動

先日、久しぶりに小さなお子さんのセッションをしたのですが、子供の無邪気さというのは、本当に見ていて気持ちのいいものですね。

そんな無邪気で無垢なマインドに、一体何があるというのだろうと見ていると、それは微妙に隠されているのですが、幼いながらも、大人のような気遣いの部分があるのです。

もちろん大人とは違うものですが、本人は全く気づかぬうちにその子なりの防衛が始まっているということです。これは環境の問題だけでなく、本人の繊細な感覚が最も大きな要因となっていると分かります。

あまり甘えてこない子、思い切り泣かない子、両親を名前で呼ぶ子、このような子供の内面には、周囲からは気づくことのできない抑圧があると思って間違いありません。

そうした抑圧が続けば、当然の結果として怒りの爆発や、何らかの問題行動が起きてくるのです。親にとっては、その結果の方ばかりが目立ってしまうために、その原因となる部分には気づかないでいることが多いです。

そんな時には、とにかく細かいことを気にするのを脇に置いて、子供の言葉を一つづつ丁寧に受け止め続けることです。

それを1年続けることができたなら、怒りの爆発や問題行動は、少しずつ影を潜めていくことになると思います。