私たちのマインドというのは、とにかく常にもっともっとと飽くなき欲望を糧として生き続けているということです。
もう少しいい給料をもらえたら、もっと健康になれたら、もう少し背が高ければ、もっと頭が良かったらという具合に、常に足りなさを原動力としているのです。
これこそが本当にリラックスすることを阻害しているものなのです。リラックスしたいけれど、すぐにやらねばならないことが迫ってるし、というわけです。
もっといえば、リラックスしたくても、このままじゃ生きていけないし、仕事を捜さなければならないし、というのもあるかもしれません。
不足感というのは、本当は物理的なことからやってくるのではなく、分離感から直接的に起こることなので、何をしても何を手に入れても決してなくなることはないのです。
結論からいうと、リラックスしたマインドというものはありません。したがって、マインドがある限りは、私たちは完全にはリラックスできないのです。
マインドが突き動かす作為的な人生の代わりに、無為自然、自然が起こすがままの人生へと方向転換できるといいのでしょうね。
それだけが、不足感から解放される唯一の方法なのです。