他の誰にもなれない

みなさんは、理想の自分像、目指している自分像というものをお持ちでしょうか?確かに、目指す目標があった方が道を間違えずに生きていけそうな気がしますね。

けれども、あなたは別の誰かになることは不可能なことです。今の自分がどんな人間であれ、それを避けてどこへも行きようがないということに気づくことです。

さもなければ、人生は地獄のように辛く苦しいものになってしまうはずです。不可能を追い求めることほど馬鹿げたことはありません。

もしも理想の自分像をお持ちであるなら、まずはそれについて書き出してみることです。文字に書くことで、それがより明確になるからです。

さらに、現状の自分、あるいはこれまで生きてきた自分に対する自己イメージについても、明確にすることです。こちらも書き出してみることです。

その両者がはっきりとしたときに、とんでもない両者の格差に気づくことになるでしょうし、目指すことのバカバカしさにも気づくことになるはずです。

そうやって事実を目の当たりにすることで、自動的に生き方が変わってくるのです。目の前にぶら下げられた人参を追い続ける馬のような人生に早く見切りをつけられるといいですね。