何をしてもいいし、何もしなくてもいい

もしもあなたが、罪悪感という恐怖から逃げずにいると決意して、実際にそうし続けることができるなら、本当に何をしてもいいのです。

私たちが、あれはダメ、これはいけない、とルールで自分や他人を縛ろうとするのは、罪悪感を恐れてそれから逃げようとする行為に他なりません。

激しい罪悪感や自己嫌悪感が来たら、マインドはもたないと感じているかもしれませんが、本当のところマインドはそれなしでは生きられないという特性を持っているのです。

もしもまったく罪悪感も自己嫌悪感もなくなってしまったら、つまり清々しい人生になってしまうなら、マインドはその分だけ勢いを失っていくのです。

マインドにとって一番活力をもらえるのは、罪悪感がやってくるような言動を行いながらも、それから逃げ続けてくれるような毎日です。

あるいはするべきことをせずにいて、自己嫌悪を持ちながらも、それを見ずにグズグズ生き続ければ、やはりマインドは元気になるのです。

罪悪感は辛いし、自己嫌悪も苦しいと思いながらも、いつまでたってもそれらから逃れられないでいるのは、そうしたマインドの裏事情があったというわけです。

このことを深く理解するとともに、罪悪感や自己嫌悪がやってきたらチャンスとばかりにそれらを感じ尽くしてあげることです。

そうすれば罪悪感も自己嫌悪も怖くはなくなり、次第にそれらは薄れていくはずです。そうなったらあなたは自由な人生を手に入れることになるのです。

どんなルールにも縛られず、何をしてもいいし、何もしなくていい。マインドが小さくなればなるほど、あなたはシンプルな人生を送ることになるのですね。