個体の窮屈さから全体の広がりへと遷移する

左脳がわの感覚では、この自分というのは空間の中のごく小さな部分を占めている豆粒くらいの存在なのです。

それがちょこまかとあっちへいったりこっちへ来たりして、空間の中を動き回っているというイメージです。

けれども、一方の右脳がわの感覚では、空間そのものであるということです。他の言葉で表現すると、全体性ということになるのです。

この両者の違いは驚異的ですよね。で、どちらが気持ちいいかと言えばもちろん空間である方がいいに決まっています。

普段自我として生きているため、自分を空間として認識することには違和感を感じてしまうかもしれません。

私は催眠療法の誘導の際に、湯船に浸かっているクライアントさんの身体がゆっくりと広がっていくイメージをしてもらうのです。

そうやって、小さな個としての自分から広がりのある存在へと変遷してもらうのです。その気持ちよさを味わってもらうのです。

それと同じようなことを、普段からやってみて欲しいのです。個人としての自分から、ゆっくりと空間の中へと広がっていく。

そして果てしなく広がっていくことで、自然と全体性の感覚をも体得できるようになるのではないかと思っています。

ぜひ試してみてください。

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