酒の席で人間関係を作るという悪しき習慣

このところのフジテレビで問題となっている女子アナ接待疑惑ですが、根っこに二つほどの事柄があると思っています。

一つは、より円滑な人間関係を作る上で飲み会は必要と考えている人、あるいはそれを喜びとする人たちがいるという事実。もう一つは、飲み会を接待として使うときに女性を当てがう文化があるという事実。

この二つは分けて考えた方がいいのですが、世間ではごちゃ混ぜになっているのかなと。今日は前者の話をしたいのです。

巷でよく聞くことですが、酒の席で互いにざっくばらんに打ち解けることで、それがそれ以降の良好な人間関係に役立つと。

特に仕事で同じ職場同士とか、仕事中ではなかなか本音で話すことができないので、その分親しくなることが難しいのだと。

そういった心のブロックをはずして、より緊密な人間関係を構築することでいい仕事に繋げることができると。

でも冷静になって考えて見ればわかることですが、アルコールが入ってリラックスするのはいいですが、脳の活動を半分くらいマヒさせた状態で作られた関係性がそんなにいいものだろうかと。

私の個人的な経験によれば、宴会でリラックスして深い話ができたとしても、翌日職場に行けばまた普段の関係に戻るのです。

そして、仕事上の人間関係を構築するのにお酒の席が必須であると感じたことは皆無です。もちろんこれは人にもよるのでしょうけれど。

宴会をするのに、まことしやかな変な理由づけをするのをやめて、ただそれを楽しみたいという人だけで楽しめばいいのです。

気が向かない人をわざわざ誘うのも野暮だし、お誘いを断るのをためらうような文化はもう終わりにした方がいいと思いますね。

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こちらの動画もぜひご視聴ください。

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