赤ちゃんとして生まれて、数年するうちに自我が芽生えてきて、そこからは「私」とか「自分」という自覚の中で生きるようになるのです。
忘我の境地というのもたまにはあるかもしれませんが、一般的にはずっと自覚を持ったまま人生を生きるわけです。
この自覚というのを違う言葉で言えば、主観ということになると思うのです。私たちはこの「主観」だけを頼りに生きているのです。
けれども、それを忘れがちになっているのです。自分の主観とは別の事実というものがあると信じているのです。
ただ実際には、そう信じていることも主観の中でのことなのですね。自分の存在とは関わりなく、真実というのは存在するというのだって、そういう主観でしかありません。
このように考えてみると、やはり主観が100%なのです。ところが、非二元の世界というのは、この主観がない世界なのですね。
だから、どうしたって受け入れ難いし、想像することさえできないのは当然のことなのですね。結論として、非二元を想像するのをやめることです。
イメージすればそれだけ、非二元から遠ざかってしまうし、それは自我を強化してしまうことにもなるのですね。
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