生は生きられるべき神秘であって
解かれるべき問題ではない
これを、あなたの中でごく基本的な理解にするがいい
生はまったく問題などではない
それを楽しみなさい!
その中に歓喜するがいい!
それを生きるのだ!
何でもすきなことをするがいい
だが、どうか
それを解こうとだけはしないこと
by osho
私たちの中にでっち上げられたエゴがやっていることというのは、シンプルに表現すれば問題を見つけては、それを解決しようとすること。
どれだけ人生が複雑に思えたとしても、所詮はただその繰り返しに過ぎないのです。このことを深く理解することです。
問題というのは、実在するものではありません。エゴの思考によっていくらでも作り出されてしまうだけなのです。
だから自分の身の上に、何か問題が起きたとしたら、「ただそれだけ」というところにマインドを持っていく練習をすればいいのです。
起きていることの半分は都合のいいことであり、残りの半分は不都合なこと。この不都合が起きた時こそ、ただ不都合だと感じることが起きただけだと気づけばいいのです。
それを何とかして解決しようとか、うまく対処するにはどうしたらいいかなどを、積極的に考えてしまうと、そこから連鎖が始まるのです。
問題→解決→問題→解決、そしてこのループは無限に続くことになり、エゴはそれを人生の糧として生き続けるわけです。
一つヒントを言えば、問題を生み出す原動力は不安です。私たちは問題が起きるから不安になるのだと信じていますが、実は不安感が問題視する見方を作っているのです。
だから、問題→解決のループから抜け出す最善の方法は、不安を感じるときに、それをそのままにしておくということなのです。
ただ不安がやってきていると意識することです。その練習を続けていくことで、不安に突き動かされることが少なくなっていくはずです。
安心しようとしないでいられるなら、内側の平安は自然とやってきてくれるでしょうね。