私達は毎日さまざまな場面で選択をしていますね。お昼ご飯は何にしようかとか、コーヒーと紅茶でどちらを飲もうかなどです。
コーヒーも紅茶も好きで、どちらも飲みたい場合には嬉しい選択になりますね。そう言う場合はいいのですが、どちらもイヤだなという場合もあります。
例えば、適齢期の人が人並みに結婚したいのでいつまでも一人でいるのはイヤだし、だからといって結婚して自由がなくなってしまうのもイヤだなというようなことです。
このようにどっちもイヤだという場合には本当に選択に困ってしまいますね。みなさんはいかがですか?こんな具合にどっちもイヤという状況によく出くわすでしょうか?
目の前にあるおいしそうなケーキを食べずに我慢するのはイヤ、でも食べて体重が増えるのもイヤなどはよく見かけることですね。
せっかく入会したスポーツクラブだけど、今日は雨が降っているから行くのがイヤ、でも行かないで家でゴロゴロしているのもイヤ。
ご近所の嫌いな人に出くわしてしまって、挨拶するのもイヤ、でも挨拶せずに無視するような大人気ない自分もイヤ。
こうして考えてみると、どっちもイヤというシチュエーションはいくらでもあるように思いますね。しかし、これは自分の解釈を少し変えるだけで解決することができるのです。
月並みですが、コップの水が半分入っているのを、まだ半分も残っているとみるか、あと半分しか残ってないとみるかの違いです。
物事を否定的に捉える癖がついている人の場合は、どっちもイヤを経験するケースが多いはずです。そしてその逆も言えるのです。
上記の結婚についての選択の場合には、肯定的に捉えれば一人でいれば自由な人生を楽しめるし、結婚したら新しい家族との楽しい生活がある、という具合です。
状況は何も変わっていなくとも、自分の解釈の仕方を肯定的にすることでこのように変わってしまうということです。
もしも、自分はどっちもイヤということが多いかもしれないと思い当たる場合には、自分の解釈の仕方に注意して、なるべく肯定的な解釈ができるように練習することです。
それだけで、面倒くさい、何となくうまくいかないという印象であった人生が、全く違った楽しめる人生に変わってしまうはずです。