ハートセンターを活性化させる

私たちの存在のセンターは、ちょうどお臍の辺りに位置しています。胎児は、臍で母親と繋がっており、そこから生のエネルギーをもらっていたのです。

赤ちゃんが生まれると、存在のセンターからハートセンターに向かってエネルギーが流れるようになります。ハートを開いて、感じることができるようにするためです。

赤ちゃんの無邪気さはハートセンターからやってきます。ところが、自我が目覚めだして自分を守る必要があると感じ出すと、ハートからマインドセンターへとエネルギーが移り出すのです。

どうやって自分を守るかということを考える必要があると同時に、辛く苦しい感覚を麻痺させて分からないようにするためにも、ハートセンターを閉じ気味にするのです。

つまり、マインドが優位になって逆にハートが閉じるようになっていくということ。これが現代人に起きている平均的なエネルギーの状態です。

ハートセンターが閉じ気味でいると、ネガティブな感覚や感情をあまり感じずに済むため、本人にとっては一面では都合がいいのですが、そのつけがジワジワとやってくることになるのです。

それは、感動や喜びのような素晴らしい感覚も分からなくなっていくのです。こうなると、もう生を楽しむことはできなくなってしまいます。

マインドセンターに傾いてしまったエネルギーを、もう一度ハートセンターへと戻すためには、例えば音楽とかダンス、あるいは絵画その他なんでもいいので芸術に触れること。

あるいは、大自然の中でそのエネルギーを全身で感じてみるとか、五感をフル活用するような体験を自分にさせてあげることです。

ハートが優位になってくると、自動的にマインドが静かになってくるのです。そうなったら、なるべく瞑想をするようにして、マインドが再び優位にならないように気を付けることです。

ハートセンターが活性化されたなら、すぐにでも存在のセンターも活動を再開してくれるはず。そうなれば、自然と自分の本質に気づくチャンスがやってくるのでしょうね。

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