人はそれぞれに独自の性格、生き方、考え方を持っていますね。誰一人として、同じということはありません。今日は、その違いはどこからやってくるのかというお話しです。
実は私たちのマインドには、非常にたくさんの機能的要素があるのですが、それは誰もが同じ要素を持っています。その中のどれを主に使って生きているかの違いが、その人を特徴づけているということです。
たとえば、一つのスーパーマーケットに大勢の人が買い物に行き、それぞれに異なる具材を選んで持ち帰り、それを料理することでその家庭の夕飯ができるのと同じです。
肉を食べたい人、野菜中心の食事をしたい人、それぞれにスーパーでの買い物の仕方が違ってくるわけです。
もしもあなたが、嫉妬深くて困ると思っているなら、それは嫉妬するマインドの機能を選択しているからだということです。嫉妬する機能を持ち合わせていないマインドなどないのです。
もしあなたが、罪悪感まみれで生きているなら、罪悪感を生み出すマインドの要素を最大限活用しているに過ぎないということです。
マインドのどの具材を利用するのかを選んでいるのは自分なのだということに深く気づくことです。そのためには、注意深く、意識的に自分のマインドを見守ることです。
それによって、選択しようとする瞬間を捉えることができるようになるはずです。もしも激昂してしまうという自覚があるなら、怒りという具材を選ぼうとする瞬間に気づくことで、それを使わずにいられるようになるのです。
繰り返しますが、人はみんな同じスーパーマーケットに買い物に行くのです。そこには、違いはありません。そこで何を選んで、どのように調理するのかで、その人の性格、生き方が決まるということです。
マインドを見守る練習をすることですね。