身体に対して意識的であること

せっかく少し遠目の病院に行って腰に痛い注射を打ってもらったのですが、どうも調子に乗ってしまったようで、痛みがぶり返してしまいました。

2時間以上の運転も負担になったようですが、やはり1番良くなかったのは身体への意識がまた散漫になってしまったことかと。

痛みがあるときには、自然と自分の身体の様子にしっかり意識が向いた状態にいられたのですが、気がついたら無意識になっていたわけです。

それで知らずにシャワーなどで不用意に身体をひねってしまったりしたのが原因だと思われます。

これは以前にも書いたことですが、具合の良くないときというのは大切な気づきを得る大チャンスだということ。

普段自分の身体に意識を向け続けることが難しいのですが、痛みや不具合があるときにはしっかり見続けることができるのです。

それをどれだけ自分にとって自然なことにしてしまえるのか、やはり放っておくと外へ外へと注意が向いてしまうのですね。

能のある演目では、舞台袖から舞台中央まで歩いてくるのに、30分もかけるものがありますが、あれはこれ以上注意深くできないくらいに身体の動きに注意する一つの良い事例です。

すぐに忘れてしまいがちな、身体に対して意識的であること。あたらめてまた一から出直そうと思うのです。