覚醒して真実を知ることになるとは、一体どんなことなのかなと思って少し気づいたことがあります。
たとえば、仏陀が覚醒したのは2600年も前のことですが、その当時は宇宙がどうなっているのかとか、人間の身体についての情報はほとんどありませんでした。
現代の人が当たり前のように知っている様々な情報を何一つ知り得ない時代なのに、真実を知ることはできるわけです。
ということは、私たちが時代と共に知り得たことなど、この先どれほど積み重ねようが真実からは程遠いということになりますね。
そう考えると真実とは、宇宙の生い立ちや構造のことをいくら深く知ったところで追いつくところにはないということ。
人類がその叡智を結集してあらゆる事象を解明したところで、真実にはまったくもって届かないのです。
真実とは、この宇宙全体がどうなっているのかということではなく、あなたがナニモノなのかを知ることなのでしょう。
それを知ることができるのは、他の誰でもないあなた以外にはいないということですね。