自我を見守る

自我を強めるには何か目標を持つことが一番理に叶っています。目標に向かってチャレンジしていれば、自我はその食欲を満たせるからです。

自我にとって最も辛いのは、その空腹を満たす食べ物をもらえないときです。それを私たちは退屈とか手持ち無沙汰なんていうわけです。

目的や目標がなければ、自我は徐々に衰退してしまうのです。それは覚醒への道を考えると都合がいいのですが、正直しんどいのです。

それで私は自分の自我にちょっとした目標という餌を与えています。それが少しばかり難しい身体的な技の習得です。

すぐには実現できないようなレベルのもので、もしかしたら数年かかるかもしれないし、達成できずに終わってしまう可能性もあります。

そのくらいがちょうど良くて、日々本当に少しずつまるでカメの歩みのように1mm ずつの前進なのです。

ところが私の自我は、ある日唐突に目標に向かって進むことを放棄することがあるのです。その理由は不明ですが、急に興味がなくなってしまうのです。

そのときには軽く人生に絶望してしまうのですが、自我のくせに自我の餌を自ら放棄してるみたいで、どうも厄介なやつなのです。

最近はそれが起きたら困るなと思いつつ、毎日の地道な進歩を確認しつつ目標を失わないように注意している自我を見守っている状態です。

皆さんもご自分の自我の特徴をしっかり掴んで、それを利用するなりして見守ってあげれるといいですね。