人生に目的があるとしたら、何かになることではないと感じます。できないことができるようになったり、自我が成長するといったことではないのです。
それは成し遂げる系ではなく、単に気づくということです。あなたが理想とする誰かになることではないということ。
あなたは元々、あなたが究極に目指しているところの何かであったということに気付くだけでいいということです。
だから私たちは最初の最初から完全に救われているのです。残念ながら自我を救うことはできません。
実在しないものを救うことは不可能だからです。あなたの本質が、思考で作られた自我などではないと気付くこと。
あらゆる一切合切が幻のように感じられたことが、誰でも一度くらいはあるのではないかと思います。
量子力学における量子の絡み合いなどは、時間と空間が幻想であるということを示唆しているように感じます。
夢から醒めたら、自我として生きていた人生が悪夢であったとしても何の問題もないはずです。これが信頼に繋がるのですね。