クライアントさんとのセッションやこのブログなどでも、頻繁に出てくるワードに「存在価値」というものがあります。
存在していること、そのものの価値ということですが、この感覚って明確に分かっている人の方が少ないのかもしれないですね。
自分は生きていていい、自分はあるがままでいいという感覚、自分の容姿や性格、あるいは人格や能力といったものとは全く異なる「存在」の価値です。
自分のあるがままを繰り返し受け止めてあげれば、一人でにその感覚は養われていくものです。だから、幼い頃の家庭環境が大きく影響するのです。
とここまではいつものと同じですが、もっと深く見ていくと「価値」というのは単なる思考によって捻り出されたものだと分かります。
そんなものは実在しません。だから、存在価値といったところで、それは思考の中のこと、仮想的なものでしかないのです。
価値というのが単なる概念、観念でしかないのですから、自分には価値がないとか価値があるとかの両方とも実在しないということです。
これが腑に落ちるととても楽になるはずです。同じようなことが、「自信」についても言えるのです。
自分は自信がないので自信をつけたい、そう考えている人はたくさんいますが、自信がないとかあるとかというところから脱出するのが最良なのです。
自信があるということからも、自信がないというところからも離れてしまえばいいのです。自信そのものとは縁のない生き方です。
こうしたことが分かってくると、それまでの自我の作ったワナから脱出することができるのです。どちらでもない人生、ぜひ実現したいものですね。
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