「無難な人生」より「楽しい人生」

自我として生きている限り、ドラマは続きますね。それが、喜劇であったり悲劇であったりするのですが、心は縦横無尽に揺さぶられるのです。

愉快なこともあれば、悔しいこともやってきます。嬉しいこともあれば、悲しいことも必ずやってくるのです。

そうやって、どうにかこうにか毎日が続いていくことで、気がつくと自分でもびっくりするような年齢になっています。

45歳で人生の転機を迎えるまでは、「無難な人生」をモットーとして生きてきたように思っています。

なるべく動揺したり、苦しんだりせずに人生が進んでいけばいいなあと、そう思っていたのですが、大腸ガンという大きな厄介がやってきて、人生が変わりました。

それからは、人生何があってもおかしくないということに気づいたし、無難な人生よりも楽しい人生の方を選ぶようになったのです。

もちろん、嫌なことはなるべく起きないに越したことはないのですが、それでも起きることは起きてしまいます。

それを憂うことよりも、この自分という自我を受け持ったのですから、そいつと共に楽しむ人生になればいいなと。

何であれ、深刻になってしまうよりも、それを面白がってしまった方が勝ち!

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